「私以上の写真好きになってほしい!」
写真を撮る事からうまれるコミュニケーションを重視した活動を行なう千葉県柏南高校にご登場いただきました!
―現在の写真部の活動は?
柏南高校は3年生10名、2年生5名、1年生8名の計23名で活動しています。
ほとんどの場合、4月から3年生は活動をしなくなるので1年間1,2年生で活動しています。
毎月校外の撮影会を行なって、首都圏での写真セミナーにも積極的に参加してもらっています。
合宿は春、夏に2泊3日の校外合宿を行ない、秋に校内合宿、
そして冬には外部講師を招いた撮影会なども行なっています。
高文連の大会はもちろんなんですけれどもその他、全国区の大会に積極的に応募しています。
毎月3つの雑誌のコンテストにも1人1枚は出すようにしています。
学校での撮影活動では学校行事、部活動、あとはお互いのポートレイトを撮ったりしています。
よく柏南高校の写真部は人が多いと言われるんですけれども、お互いを撮る事によって
コミュニケーション能力を高め、
いろいろな状況での撮影技術向上に役立っていると思っています。
―生徒のみなさんに期待することは?
いろいろなきっかけで入部してきた写真部です。
運動部経験のある生徒も多いのですが
写真を通じて今までと違った視点で物事を見れたりコミュニケーション能力が高まってきたと思います。
コンテストに入賞することがすべてではありません。
それでも自信につながり自己表現ができるようになってきていると思います。
これからも写真好きで沢山撮って、いろんなジャンルに、いろんな使い方で自己表現の
幅を広げていってもらえたらと思っています。
私を超えるくらいの写真好きになってもらえればと。それが一番嬉しいことです。
―写真部顧問をしていてよかったこと
私も部員も人と人とのつながりがだいぶ拡がって全国にたくさんの交流がうまれました。
それはとても楽しい事です。
写真を頼まれることも増えました。
その際、良い写真を撮ってあげたときに喜んでもらえる、これが写真の喜びです。
顧問になって、生徒と関わる事で写真好きを増やし、その生徒たちが私以上に伸びて行く姿を
みたり、卒業して高校写真部に入っていてよかったと御礼を言われた時はこの上なく喜びを感じています。
―生徒のみなさんとの印象的なエピソードは?
いくつかあります。
私が撮影をするときの格好がとてもユニーク?(おかしい?笑)ようで
いつも生徒が笑うのをこらえていたり、また笑ってしまったりということが多いようです。
私が自然な笑顔を撮れているというのはそのせいかもしれませんが、あんまりその姿は
見られたくないな・・・と思っています。
過去には大事なコンテストの前に部活動がとんでもなく遅い時間(時間は言えません笑)
になってしまったことがあります。
その時はお菓子をたくさん用意してエネルギー補給をしたりしているんですが
食べたことでさらにスイッチが入ってしまい、さらに遅くなってしまう・・・ということがよくありました。
あとは個人的なことですが毎年元旦に九十九里浜の初日の出を一人で撮っているのですが
撮影に夢中になりすぎて波打ち際で転んでしまい、30万円はするカメラを海水につけてしまい
一瞬でだめにしてしまいました。その落ち込みがとてもひどく、家でも学校でも落ち込んでいて
気の毒に思われるほど笑顔がなくなっていたようで生徒のみんなは印象的だったみたいです。
―今後の活動について
本校の写真部は撮影で肖像権などが気になっていて、
なかなか外での撮影が部員同士以外では撮りづらくなっています。
これからは部員以外の写真がとれるようになる機会が増やせればなと思います。
あとは顧問がいなくても、個人活動でもいろんな撮影を楽しんでもらいたいと思います。
先輩の伝統を引き継ぎつつ、これからも明るく元気な写真部であることが一番の願いです。
私が喜ぶくらいの写真好きになってくれることを期待しています。