『いろんなことをきっかけに写真を好きになってほしい』
廃部になった写真部を0から立ち上げた吉田先生にインタビュー！
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―吉田先生へインタビュー！
創部して3年目の、明るく愉快な大阪府立生野高等学校写真部にご登場いただきました！
吉田先生へインタビュー！
―写真部を立ち上げようと思ったきっかけを教えてください。
やったばっかり、始めたばっかりの人でも、十分ベテランを打ち負かすことができるというような、他の芸術にしてもクラブにしても無いような、すごく素敵な特徴を持ったそういう「写真」に親しんでもらいたいなと思い生野高校に来たんですが、残念ながら写真部が無くてですね。「何年か前まであったんですけど潰れました」と言われて、じゃあ0から立ち上げようかなと思って、声をかけて始めました。
―顧問をしていて良かったこと
授業とか担任と違って、クラブは独特の空気があるし、すごく色々な話をする時間が長いということですよね。撮影に一緒に行ったり、撮影以外でもいろんなことをしゃべったりする中で、そうやって一緒にぐだぐだと楽しむ時間があるということが一番良かったなと思うことです。
別に賞を獲っても獲らなくても、賞を獲るためだけにやってるんじゃないんですけど、いろんなことをきっかけに写真が好きになってくれると一番嬉しいと思う時がありますね。
―生徒のみなさんとの印象的なエピソード
＊ここからは、先生と部長のお二人にお答えいただきました！
吉田先生）生野高校に来てまだ3年ですが、今の部長の担任をしていた時に、次世代の部員をなんとか育てなくちゃいけないと思っていました。今の部長が遠足の時に膝を抱えてポツンと座っているのが気になってですね、カメラをポンと渡して「撮ってみるか？」とか言ったら、嫌だったのか嬉しかったのか分かりませんけど、何か撮ってましたね。
その時嫌だったの？
部長）その時写真やるなんて微塵にも考えてなかったですから…
吉田先生）微塵にも考えてなかったのになんで入っちゃったの？
部長）まぁ…入ったきっかけは、ほとんど強制？というかまぁ…引き込まれた感じですね。
吉田先生）…で？（笑）
部長）きっかけは引き込まれた感じだったんですけれども…あれは今にして思うと…不思議な巡り合わせといいますか…
吉田先生）なるほど。で？今は？（笑）
部長）もちろん、今は非常に楽しいですし。だからあの時誘っていただいたことに関しては、今でもまぁ散々文句とか言うてますけども感謝してますし…
吉田先生）なんか無理やり言わせてるみたいだな。
部長）違いますよ！本心です本心！
―生徒の皆さんへ期待すること
部長）当面の目標は目の前の写真甲子園ですよね。
吉田先生）なんか他にもうちょっと大きな…写真をせっかく始めたわけだし、何かありますか？
部長）…そういう質問が、もう、ほら…ダメなんですよっ
吉田先生）（笑）
で、こういう質問にすっと答えられるようになってほしいですね。
写真を撮るってことはやっぱりいろんな形で人とコミュニケーションをとるってことだから、私の無茶ぶりにすっとうまく答えられるようになってほしいですね。
部長）場数ですね。
―今後の活動について目標等教えてください
部長）そうですね、さっきも言ったように当面の目標は写真甲子園出場、ひいては上位に食い込む…優勝を狙っていきます？
吉田先生）え？俺に相談すんの？（笑）
部長）まぁ、ということなんですけれども…長い目で見ていきますと、今は顧問の吉田先生に頼りきってしまっているところが…
吉田先生）それは良くないですね。
部長）生徒の力で活動できるようにしていけたらいいですね。
吉田先生）はい、それを顧問も切に願っています。
とにかく創部の時から、やるからにはね、楽しむっていうこともそうなんだけど、いろんなコンテストやなんやらで、勝負させられるっていう場がどうしても出てくるんですね。
別に人に勝ったりとかそういったことが目的じゃないんですけど、そういう舞台に行かないと実際に味わえないことっていうのもあるのは確かなのでね。だから、最初に勝負ありきじゃないんですけども、でも勝負っていう場が設定されたら、これは勝ちに行くっていうそういう気持ちでやってもらえたらと思います。
―生徒のみなさんに聞きました！
―写真部に入部したきっかけは？
入学したての頃に、この写真部が出来るって言われて、新設の部ってすごい魅力的で「どんなんなんだろう？」と思ってワクワクして入った所存です。
私はもともと先生の作品が飾ってあるのを見て、「いいな～私写真好きやしな～でもどうしようかなぁ～2つも入るのもなぁ～」と思ってたから（もうひとつ漫画研究部に所属）。でも友達の部員が入ろうって。それで入りました。
私は同じクラスの子が入部していたのと、文化祭などで見ていて「楽しそうやなぁ」と思って入りました。
―写真部に入部して良かったこと
先生の奥さんの手料理がすごいおいしかったこと！
煮込みハンバーグとか、ロールキャベツとか…。
入部したてのころの親睦会も込めた会で食べたけど、その時の印象がヤバかったです。
写真を撮ってて良かったことは、みんなと仲良くなれたこと。
いろんなところに行けること。入部してなかったら引きこもりになってたと思う。
あとは、カメラを持てたこと。普段一眼レフなんて持たへんから。持った当初めっちゃテンション上がって、学校中走り回った（笑）
―辛かったこと
唯一辛いことと言えば、作品に行きつまること。それさえ乗り切れば、後は楽しいから。
沢山撮り過ぎて選ぶの超しんどい。
タイトルどうしようとか…。
まあでも、みんなで話し合ったら段々できてくるし。
みんなの写真を見るのが楽しい。それが一番良かったこと。
可愛い後輩も出来たしな（笑）
―先生の第一印象
お父さん（笑）
先生の第一印象は本当に私のお父さんみたいやなぁと。今も変わらずお父さんという感じ。
何しても怒られなさそうなイメージが付いてるけど、ちゃんと怒ってくれる。
ほんまに先生みたい。お父さん先生。
写真に関したら、大先輩やからな。
私たちの進む道を示してくれてるもんやんね。
―先生の好きなところ
ふとっぱらなところ。
京都とか遊びに行ったときに、すごい美味しいイタリアンレストランで、「好きな物食べなさい」って。そういうところがふとっぱら。
長崎の時は、「好きなもん食べなさい」って言われてお金だけ渡されてほったらかしやったもんな（笑）
先生の財布がちょっと心配になるよな。奥さんに怒られてないかな。
―直してほしいところ
結構お酒好きやな（笑）
お酒入ったら2割増しで話が長くなる。
…でも、特に直してほしいとこでもないかな。
それも含めてご愛敬みたいな。場も盛り上がるし。悪いところはないです！
―今後の目標
北海道で写真を撮りたい！
写真はやっぱり続けていきたい。
大学入ったらみんなで旅行行ってなぁ、写真撮りたいなぁ。
お酒飲めるようになったら先生も呼んで（笑）
先生教え子とお酒飲めるようになるのが夢って言ってたやん。
将来は写真を続けていきたい。今後子供ができたら、子供にもカメラを持たせてあげて「ワクワクするんだよ」と楽しさを伝えていきたい。
…ということで、結論は続けたい！
今は続けることが目標です。
とても明るい生野高校の写真部のみなさん。
ありがとうございました！
写真甲子園の優勝目指して、頑張ってください！
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